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エコツーリズムの最前線で
西表島のシンボルでありながら、彼らが置かれた状況は安泰とはいえない。イリオモテヤマネコをはじめとする島の自然環境を守りつつ、竹富町役場の移転などを通し、西表島をどう振興させてゆくか…。
環境保護と、観光開発は相性が悪い。その豊かな自然が観光客を魅了する西表島が、観光カラーに染まり切ってしまっては、却って観光客は寄り付かなくなってしまうだろう。その最適なバランスを取ることが、いまの竹富町には求められているといってもいい。
西表島は、観光振興を図りつつ、一方でその最大の魅力である環境保護を両立しなければならないという、いわばエコツーリズムの最前線と言える。このセンターにたどり着くまでも、ほとんどの観光客は車に頼っているものの、その車がヤマネコたちの存在を脅かしているという、矛盾を孕んでいる。
***
このセンターに来れば、エコツーリズムの最前線で苦闘する、西表島のいまが見える。そんな「リアルな」西表島に触れてこそ、冒険の島・西表島を旅する楽しみではないだろうか。
(つづく)
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