スポンサーリンク
目次
スポンサーリンク
沖縄のバスが日本のバスをリードする
以上3点が私案である。日本一バスに頼る沖縄県であるからこそ、バス主導の施策を打ち出せるのではないだろうか。日本の公共交通はどうしても鉄道主体になるため、BRT(バス高速輸送システム)や基幹バスの導入などに留まり、システム面まで至らない。新潟市にしても連接バス導入と系統再編に留まっていて、「連接バス=BRT」といった風潮すらある。名古屋市の基幹バスやガイドウェイバスが日本で最もBRTに近い存在ではあるものの、名古屋市の都市規模からして交通の主役はやはり地下鉄・名鉄・JRであり、よく論壇で取り上げられる基幹バス新出来町線や名古屋ガイドウェイバスにしても、都市交通の主役ではない。
しかし、鉄軌道がゆいレールしかない沖縄県は、広域交通・那覇以外の市内交通ともバスが担う。それであるからこそ、上に挙げたようなドラスティックな策を打ち出してほしい思いがある。「駅のようなバス停」と言えるほど、バス停の位置が沖縄の町中ではかなり意識される。そのような場所は鉄道が張り巡らされた本土にはあまりない。
カフーナ旭橋の再開発地区を読谷行きのバスが行く。本土よりも遅くまで沖縄のバスは走る
「バス党」が活躍するほど、ある意味バスの存在感が県民の中に(低まっているとはいえ)ある沖縄に、日本のバスをリードしていってもらいたい。
もっと便利になるために頑張る沖縄のバスに、エールを送ろう。
(つづく)
スポンサーリンク
スポンサーリンク